2010年06月18日

今日の第三部55 〜真彦の霊が〜 昼ドラ・娼婦と淑女

東海テレビ昼ドラ『娼婦と淑女』第55話「偽りの家族」より。
(毎週月〜金 ひる1時30分から放送中)

ああ、はえたたき。それ、ハエタタキ。やれ、蝿叩き。

うん。よかったぞ。さすがコースケさま。
今日もはずさないなあ。おもしろかった。
インチキ牧師が、板についてきましたなあ。

それからあの藤堂金融事務所の張り紙がよかったですね。
「イツデモ借シマス 保証人ナシ」

たしか、保証の「証」の字は、ブログとの表記とはちがってたかもしれないですけど。


さて、次は何をやりたいんですかね。


もうここまできたら、最後まで見守ろうと思っています、第三部。


よく考えると、実は「支離滅裂」を逆に創作してるんですかねえ。
こうすれば真面目な視聴者は、驚いたり、頭にきたり、怒ったりして番組を見なくなるだろう、しかしそれでもキャラ人気で、そうやすやすと放送からは離れられないはずだ、どうだ、これでもか、という、作意なのかなあ。

わざわざ意図的に「破綻」しているストーリーを作っている、「破綻しているようにみせるために、わざと話を整合させないようにさせる」という作り方なのかもしれませんねえ。それが「昼ドラ」なんだよ、わざとそう見えるようにやってるんです、ということなんでしょうか。

なんにせよ、まだ二転三転あるそうですし(公式サイトのインタビュー記事より)、どんでん返しもあるとのこと。
そのための、視聴者にストレスをためさせるための、作意的展開のこの5日間の放送だったのでしょうか。

とにかく正直な感想を言うと「疲れました」。

だったら見なきゃいいじゃん、と思われるでしょうが、やはりそれぞれのキャラに愛着がありますので、ここは制作サイドの狙い通りなのかもしれませんね。

ラストに向けての「大どんでん返し」は、久我山真彦の再登場ぐらいやってくれないと、「もうその手にはのらないぞ」という感じです。

来週も、もう、見るだけですな。


なんかなあ、もったいなかったなあ。


なんでこうなっちゃったんだろ。
もうちょっと久我山康助の屈折を通して、愛深く強い女性である紅子との、魂と魂のぶつかりあいを描く、であるとか、「深い愛」とか「母と息子の細やかな愛情の機微」とか、そういうところに入って行くのかなあ、と期待はちょっとだけしてたんですが、第一部・第二部でやりきっちゃったんですかね。

紅子と藍子との「血のつながらない姉・妹の愛憎」を描くにしても、もうすこし「やり方」はあったような気もしますし。
「娼婦と娼館の設定」が、本当に必要だったのかは、やはり疑問が残りますが、タイトルにあることをやりませんとね。

いやあ、惜しい。本当に惜しかった。第三部は少なくともここまでは「化けなかった」。


ただひとつの救いは、インチキ牧師のパフォーマンス。これだけが楽しみです、久我山康助様。


第一部・第二部の録画を、宝物にしながら、残り2週間に、望みをつなぐとしましょう。
(まだ、私は、この番組、捨てきれないんですよ)



さて、イラストの総仕上げといきますか。






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